大きな声で!元気に!楽しく!歌をとおして仲間づくり
持田カラオケ愛好会 会長 根津菊夫さん

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皆さんはどの様な場面で「唄」を歌いますか?
下手だから・・・人前で歌うのはどうも苦手・・・。
という人もいれば、学生時代から合唱をしているから人前でも苦にならないという人もいるでしょう。
歌うのが好きな人も聞くのが専門という人も
「唄」と接する機会で最も多いのは「カラオケ」を通してではないでしょうか?
今回、ご紹介する根津菊夫さんは、
持田公民館の活動である「持田カラオケ愛好会」の会長をされています。
会の歴史は永く、発足は持田公民館の開館と同時で三十七年目を迎えるそうです。
根津さんは行田に越して来られてすぐに入部されたそうです。
新しい土地に居を構え、一刻も早く地域に溶け込みたい。
そんな強い想いが入部のきっかけだったと言います。
世界で初めて「カラオケ」の機材が発売されたのが1970年頃とされているので、
発足した時期は一般的に「カラオケ」が認知された頃かも知れません。
カラオケ=空(から)のオーケストラ(演奏)と言うのは今更、書く程の事ではないですネ・・・。
さて、「持田カラオケ愛好会」さんは、月に二回(第一・三水曜日)
持田公民館のホールを使用して会員二十名で活動されています。
そのモットーは、自分の好きな曲を「大きな声で、元気に、楽しく」。特に指導者がいる訳ではなく、
一番重視されるのは「自分らしさ」。歌い方(技巧)にばかり気を取られず、
その曲の中に自分をおけば、自然と人の心にも響いて来るのでは?と言います。
また愛好会内だけの活動に止まらず、公民館行事の「文化祭」・「敬老会」などへの参加はもちろん、
交通安全協会の催し、老人福祉施設への訪問など様々な発表の場の企画もされています。
中でも一番大きな発表会は、
県と行田市が後援し産業文化会館に市内で活動するグループが一堂に会して開催される「郷土芸能市民のつどい」です。
根津さんの奥様の根津美栄子さんは、花柳流の日舞・民舞の指導者であり、
カラオケ愛好会のメンバーが舞台で唄い、
その横で奥様や、お弟子さんが踊るという、ご夫婦でタッグを組んだステージで観客を魅了しています。
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こうした活動や交流を通じ、これまでたくさんの仲間を増やして来られた根津さん。
「これまで無事に活動が続けて来れたのは、その仲間達のおかげ。その支えに感謝しています。」と言い、
これからも「会員同士、切磋琢磨して地域に恩返しする気持ちで楽しく活動していきたい。」
と今後の抱負も語ってくれました。
  (終活クラブ ファミール 会報誌166号 記事・写真 田尻昌久)